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考古学実習4、意欲的な参加を求む!

 今年度から、これまで通年科目の選択必修だった考古学実習が、考古学実習1(春学期、)、考古学実習2(秋学期)、考古学実習3(集中)というように、学期毎の半期科目+集中実習という形に分割されることになりましたが、それに合わせて、これまでなかった上級コースの任意科目として、考古学実習4(半期科目)が開設されることになりました。講師は、元興寺文化財研究所の橋本英将先生(非常勤講師)です。

 その記念すべき第1回の授業が本日の2限におこなわれ、初回は授業のガイダンスという形になりました。新しく設置された科目ですので、科目登録をおこなった受講生は、2回生の5名のみでしたが、単位とは別に任意で、3回生の1名と卒業生の1名が参加をしました。

 授業のあらましは、シラバスでは次のようになっています。
 
授業目的: 考古学実習3までを履修済、ないしは履修中の人を対象として、遺構・遺物の調査に関する実践的な実習をおこないます。

授業概要: 前半ではトータルステーションの活用を中心とした遺構測量に重点を置き、後半では遺物から適切な情報を抽出するための各種方法の実践、考古資料の保存と活用に関する実習をおこないます。全体を通して、「考古学研究において必要な情報を適切に抽出するとはどういうことか」という点の理解に重点を置いて実習をすすめます。

授業計画・方法:実習はおおむね以下の予定で進めてゆきます。
1.ガイダンス
2.考古測量の手続き
3.トータルステーションによる測量(1)トラバースの設定
4.トータルステーションによる測量(2)測量の実践1
5.トータルステーションによる測量(3)測量の実践2
6.トータルステーションによる測量(4)測定データの処理
7.三次元計測機による遺構・遺物の情報化
8.考古資料の情報化(1)製図学と考古実測図の関係
9.考古資料の情報化(2)X線ラジオグラフィの活用
10.考古資料の情報化(3)自然科学分析の活用
11.考古資料の情報化(4)復元模造品製作実験
12.考古資料の情報化(5)情報化の総合実習
13.考古資料の保存と活用(1)保存処理機関の見学
14.考古資料の保存と活用(2)考古資料の保存処理
15.総括

単位にはなりませんが、考古学を真剣に勉強したいと志している3年生、4年生のみなさんには、是非、積極的に参加をして、技術をしっかり身につけてもらいたいと思っています。というよりも、せっかくのチャンスなのに、3回生、4回生のみんな、おーい、なんで参加せーへんのや!! もったいない。。どうのこうの言わずに、参加すべし!!(K)
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秋学期の始まり、文化遺産の保存と活用

 昨日は台風15号のため、授業が休講となり、今日が秋学期の実質的な初日という形になりました。1限目にあった「文化遺産の保存と活用」という授業は、今年度に新しく開講された科目ですが、私の担当となっています。

 今日がその第1回だったわけですが、文化財、文化遺産、文化資源などの用語の説明や意味、背景などを考えた後、保存とはどういうことか、なぜ保存をしなければいけないのか、保存をしなければどういうことになるのか、そしてまた、活用とはどういうことか、何のために活用するのか、といったことに少し触れました。

 そのあと、文化庁のホームページにある「文化財等指定の件数」(都道府県別)を印刷したプリントをもとに、国宝保有数の都道府県別ベスト3をチェックしてもらい、そのカテゴリー別の特徴を受講生のみなさんに考えてもらいました。

 すなわち、ベスト1の東京をカテゴリー別に見ると美術工芸品が274点と圧倒的に多くて建造物が2点しかないのに対して、第3位の奈良県は、美術工芸品が133点で、建造物が64点という形になっていて、特徴が違っているわけです。さて、その理由はどうしてでしょうか。

 これについては、受講生のみなさんにミニテストのような形で答えてもらったのですが、的確な回答もあれば、やや的外れな答えもあり、という状況でした。もっと詳しくこのデータを見ていくと、いろいろと面白いですね。国宝に限ってみれば、その偏在ぶりに改めて驚かされてしまいます。近畿の各府県は概して国宝数が多いことがわかります。

 さらに、受講生には、表を見ながら、自分の出身地あるいは地元の国宝はこれだというものを具体的に書いてもらいました。考古学・民俗学専攻の学生は、奈良県が地元の人が一定数いますが、全国の各府県から、奈良で、あるいは、天理で歴史や文化を学びたいという学生がたくさん来ていますので、バラエティーに富んだ内容の答えが記されていて、郷土色を感じさせてもらいました。

 やはり、文化遺産というものは、具体的に考えてゆかなければいけないということで、各論は、正倉院宝物からスタートし、これからの授業では、時代を遡ってゆくことになります。正倉院の宝物の数々は、もちろん全てが超国宝級の文化遺産ですが、現在は文化財保護法による国宝に指定されておらず、上記の統計データには含まれていません。もし、これらの宝物が国宝に指定されていれば、奈良県の国宝数はぶっちぎりで全国1。

 そういった話のあと、正倉院のビデオを見て、今日の授業は終わりとなりました。次回は、法隆寺が授業のトピックとなります。台風が過ぎ、いよいよ本格的な秋になりそうです。せっかく奈良で学んでいるのですから、秋の正倉院展、お見逃しのありませんように。

 さて明日の23日は、秋分の日で祝日ですが、今年から、大学では平日扱いになり、ふつうに授業が行われます(K)。

文化財等指定の件数(都道府県別)

民俗学実習最終日

民俗学実習最終日。
朝から柳井市古市・金屋地区を巡見しました。
ここは白壁の商家が続く江戸時代の町並みが残っています。


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甘露醤油資料館、商家博物館むろやの園、柳井市の地名の由来となった柳と井戸のある湘江庵を訪れました。
甘露醤油資料館では、30石の醤油樽の前で昔ながらの醤油の作り方を説明していただきました。
商家博物館むろやの園は、油商・小田家の人々が使用していた江戸時代の生活道具を見学しました。


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その後は各自自由行動。
白壁の町並みを撮影したり、柳井市の伝統工芸品である金魚ちょうちんの製作体験をしました。
柳井駅に集合した後、無事民俗学実習を終え、解散となりました。

民俗学実習4日目


民俗学実習4日目の今日は沖家室を出発し、「周防大島東部の生産用具」の収蔵庫と久賀歴史民俗資料館を見学しました。


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お昼はふるさと里山救援隊の田中さんのご案内で、延命の滝にて流し素麺とブルーベリーつみを満喫しました。
午後は、日本ハワイ移民資料館を見学し、柳井市へ移動。
民宿にて簡単なミーティングをして就寝しました。
明日はいよいよ最終日です。


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民俗学実習3日目

民俗学実習3日目。
今日は朝から少し天候が不安定でしたが、沖家室の巡見に出掛けました。
昨日行くことの出来なかった、泊清寺、沖家室大橋、大師堂などを回りました。
午後からは天候が回復し、当初の予定通り、聞き取り調査を実施。


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5班に別れてそれぞれ聞き取り調査に出発です。
信仰、伝説、社会組織、漁業、商店のことをそれぞれが担当し、沖家室の方にお話をうかがいました。
ある班では、人数分の瀬戸貝をいただき、夜ごはんと一緒にいただきました。
すごく美味しかったです。


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夜は23時過ぎまでミーティングです。
それぞれが教えていただいたことを発表し合いました。
台風のおかげで調査時間が少なかったですが、とても多くのことを知ることができたと思います。

民俗学実習2日目


民俗学実習2日目。
台風12号接近のため、ここ沖家室でも朝から雨風が強くなってきました。
そのため、雨がやんだところを見計らって、お世話になっている民宿鯛の里の松本さんに沖家室を案内してもらいました。
海岸沿いの高札跡や蛭子神社、沖家室小学校跡を足早に回りました。

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午後は、かなり風が強くなり、海も荒れてきたので、ミーティングをし、各自、沖家室を訪れた印象を発表しました。
夕食後は班に別れて、沖家室を活性化するアイディアを出し合いました。
内容はまだ秘密です。
やはり、おいしい海の幸を活かした食文化、海を活かしたエコツーリズムなどが挙げられました。
夜中に台風が再接近するので、今夜は早く寝たいと思います!

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民俗学実習1日目

今日から民俗学実習のため、山口県周防大島町沖家室に来ています。
本年は総勢21名!なかなかの大所帯です。

午後1時に大畠駅に集合し、まず周防大島文化交流センターへ。
民俗学者宮本常一のことや展示されている漁具について、学芸員の方にご説明いただきました。
一同真剣にご説明に聞き入っていました。


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そして、沖家室へと移動し、荷ほどきも終わったところでミーティングです。
明日からの調査について説明を受けました。
今回の実習では各自の興味あるテーマを中心に聞き取り調査を行い、秋学期の授業では沖家室の写真や説明の入ったマップを作成します。
ただ、一番心配なのは台風の進路がだんだん西に来ていること。
風雨にならなければいいのですが…


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夜には地元の方にお越しいただき、親睦会を行いました。
宮本常一のお話などをうかがうことが出来て、とても興味深かったです。

明日からの調査も頑張りましょう!


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