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三彩、大唐皇帝陵展

  基礎演習の授業では、天理参考館の唐三彩資料を個人発表の課題に選んだ人が数名いますが、遷都1,300年を記念して橿原考古学研究所附属博物館で開催されている「大唐皇帝陵展」では、唐三彩をはじめとした関連資料が多数展示されています。明日が最終日ですので、まだ見ていない人は、是非、駆け込みで見ておくといいと思います。

  私は、先日、研究所の図書室を利用したあとに見学をしたのですが、皇陵クラスの墓室から出土した資料がずらりと並んでいます。墓室や墓道を飾る壁画のスケールにまず圧倒され、高松塚古墳やキトラ古墳の彩色壁画の小ささに気づかされます。また、墓誌から被葬者と没年をはっきり特定することができるのも素晴らしく、唐王朝の宮廷をめぐる歴史ドラマの一端に触れることができます。

  もちろん副葬品の内容も豪華です。とはいえ、土中に埋もれて出土した考古資料であるという性格から、木製品や布製品は残っていなくて、陶器や土製品、金属製品といったものばかりです。よく観察すると、金属製品の精巧な文様など、当時の最高級の芸術品であることがわかります。

  しかしながら、奈良では毎年秋の正倉院展で、服飾、木工、金工、陶器などなど、あらゆるジャンルの彩色豊かな工芸品を見ることができますので、それと比べると何か物足りないようにも感じてしまいます。というよりは、中国で言えば唐代(盛唐~中唐期)と重なる奈良時代の宮廷を彩ったさまざまな文物が、考古資料としてではなく、宝物として現代まで伝わってきた正倉院の方がむしろ特殊なのだと改めて気づかされます。(K)

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 ならふぁにある巨大な「三彩駱駝」です。1時間ごとに
人形が現れてエキゾチックな音楽を奏でます。
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