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倭文神社の蛇祭り

10月12日、民俗実習班は、奈良市西九条にある倭文神社の秋祭り(蛇祭り)を見学しました。

言い伝えによると、かつて、毎年の祭りに男の子を人身御供として捧げていたところ、ある年、一人の僧がやって来て代わりに人身御供となり、夜中に現れた大蛇を退治したという。僧は大蛇を三つに切ってそれぞれを三か所に葬り、それ以来、男の子を人身御供として捧げることはなくなったという。

蛇祭りは、この伝説にちなんで行なわれ、蛇に見立てた大きな松明を担いで町内を練り歩いた後、これを燃やしてしまうのが見所です。それに加えて、ヒトミゴクと呼ばれる供え物の中にも、ズイキで作った蛇がみられます。また伝説で、僧が大蛇を三つに切ったうちの頭の部分は竜頭寺となり、現在、倭文神社境内にある蛇塚社がそれにあたると言われています。

神社に到着すると、さっそく全員に御神酒と芋の煮物が振舞われました。
ヒトミゴクと呼ばれる供え物はすでに準備が整い、きれいに並べてあります。

s-倭文神社1 s-倭文神社2


午後2時から、ヒトミゴクを持った青年団の若者、蛇に見立てた大きな松明をかつぐ人々、そして、太鼓を叩く子どもたちを乗せた御輿が町内を練り歩きました。
行列が倭文神社に戻ってくると、いよいよ神饌とヒトミゴクが神殿に供えられます。ヒトミゴクは青年団の5人の若者たちが順番に手渡しで供えますが、神様を喜ばすために乱暴に供えるのがよいそうです。今年は、若者たちの威勢のいい掛け声とともに、ヒトミゴクは投げ上げられ、宙を舞っていました。
境内では、蛇の松明が焼かれ、その後、相撲の取り組みも行なわれました。幼い男の子が、世話人に抱き上げられて大勢の観客の前に現れ、取り組みの最初から最後まで泣き通しだったのが印象的でした。
すがすがしい秋晴れの一日、蛇祭りを見学し、地元の方々にいろいろ親切に教えていただき、みな満足して帰宅しました。

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奈良市古市町・御前原石立命(みさきはらいわたてのみこと)神社の秋祭り

 10月11日、民俗実習班の有志で、奈良市古市町・御前原石立命(みさきはらいわたてのみこと)神社の秋祭りを見学しました。今年で2回目の見学になります。
昨年は、地元の方々のご厚意で、男子学生は法被を着て御輿を担がせてもらいました。今年も、地元の方々が歓迎してくださり、とてもありがたかったのですが、残念ながら、見学者有志はすべて女性だったので、御輿の巡行について歩きました。
 古市町の祭りで注目されるのは、現在も、自警団の方々が、御輿を実際に担いで町内を練り歩いているところです。重い御輿を台車で曳くのではなく、担ぐためには、それなりの人数と力が必要です。それを毎年、続けておられる自警団の方々の気迫が、今年も伝わってきました。
 来年も、ぜひ有志で寄せていただきたいと思います。

s-古市町1

s-古市町2

『産む・育てる・伝える――昔のお産・異文化のお産に学ぶ』

『産む・育てる・伝える――昔のお産・異文化のお産に学ぶ』(安井眞奈美編、風響社、¥1800)が刊行されました!

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本書は、12月に天理大学考古学民俗学研究室が主催しましたシンポジウム「産む・育てる・伝える」の成果がもとになっています。

「病院で無事に産んであたりまえ」という固定観念から離れ、命の循環や身体の声に耳を傾けたいと、一般の方々向けに編集したものです。

読みやすい本ですので、ぜひとも書店でお買い求めのうえ、ご一読くださいませ。

目次は以下の通りです。

*クリックで大きくなります*

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s-本文・念校 5


はじめに 
序 章 シンポジウム開催にあたって
     シンポジウムの趣旨説明    安井眞奈美 
     天理大学で出産について考える意義    天理大学長 橋本武人 
     パラオ共和国からのメッセージ   パラオ共和国・社会文化大臣 アレキサンダー・メレップ第Ⅰ部 文化の中で創られる出産
     基調講演 文化としての出産    波平恵美子 
     コメント 火と出産    飯島吉晴 
第Ⅱ部 昔の出産に学ぶ
      助産師の皆さんへの公開インタビュー    コーディネーター 安井眞奈美 
                         助産師 青柳裕子・石井希代子・奥田朱美・東田百合子
       「産む力」を引き出す助産婦――自宅出産から母子健康センターでの出産へ   安井眞奈美 
      自宅出産のころ――滋賀県マキノ町知内の場合      柿本雅美 
第Ⅲ部 異文化の出産に学ぶ
     パラオ共和国の概要と出産儀礼    安井眞奈美
     パラオの出産――いま・むかし 
            社会文化省芸術文化局 歴史専門研究員 リンダ・テラミス (安井眞奈美訳)
第Ⅳ部 出産をとりまく社会の変化
      コメント 日本文化の変容の中で出産を考える    小松和彦 
      ディスカッション 総括
         司会 安井眞奈美 
         パネラー 梶間敦子・波平恵美子・小松和彦・飯島吉晴・齊藤純 
 終章 自らの問題として考える 
     パラオより出産のシンポジウムに参加して   パラオ共和国 社会・文化省 ローレンツァ・イセ 
     シンポジウムの感想
     あとがき
     スタッフ一覧
     英文要旨・英文目次



産む・育てる・伝える 昔のお産・異文化のお産に学ぶ (風響社あじあブックス1)産む・育てる・伝える 昔のお産・異文化のお産に学ぶ (風響社あじあブックス1)
(2009/10/10)
安井 眞奈美

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