20年前の歴史研究会が作成した、内山永久寺の模型が天理市役所に展示されています。
内山永久寺は、来年が創建900年。
ここにきて、にわかに脚光を浴びているようです。
隆盛を極めた同寺は明治の廃仏毀釈で完全に消滅し、当時の面影を残すものはほとんどありません。
この模型は、往時を偲ばせる貴重な資料となっており、天理市教育委員会の依頼により展示することになりました。
作成当時はこの研究室ができたばかりで、新旧の学生さんが混じっていたころでしょうか?
当時の学生さんたち(といっても今は立派なお年のはずですが)の探求に燃える情熱をひしひしと感じます。
当時の学生さんたち、なつかしいでしょ?
展示は昨日に開始、来年の3月28日まで。
早くも奈良新聞に取り上げられています。
http://www.nara-np.co.jp/20130417100427.html

2月10日、夜には、実習室で大和弥生文化の月例談話会が開催され、4年次生が卒業論文の発表をおこないました。発表者とタイトルは次のとおりで、それぞれ持ち味豊かな報告をしてもらったように思います。
考古学の第一線で活躍している専門家を前にしての発表でしたので、いつものゼミとはかなり様子が違っていたと思いますが、口頭試問の関門も通過した後でしたので、少し余裕をもって発表できたのではないでしょうか。
ともあれ、発表者のみなさん、どうもお疲れ様でした(K)。
北村尚久「近江の弥生環濠集落」
北原嵩士「古墳時代の帯金具」
西野浩二「モモの考古学」
2回生3名、3回生2名の計5人で、天理市荒蒔町のケイチンを見学に行きました。
荒蒔町は、民俗学実習で秋祭りの見学に行ったご縁もあって、今回見学によせてもらうことに。
10時30分に勝手神社へと集合し、10時45分には座の皆さんが来られて、ケイチンが始まりました。
石上神宮の神職さんが来られ、まずは勝手神社で神饌の奉納があります。

そのあと、的場さんと呼ばれる場所へと移動し、的打ちの準備を行ないます。
鬼の的を設置し、御幣をたてて、ろうそくに火を付け、御神酒を供えるのです。
準備が整うと、神職さんによって祝詞が奉納され、座の人達によって玉串が奉奠されました。

そして、いよいよ的打ちです。
弓は柳、矢はすすんぼで作られてているそうです。
神職さんが、天、地、明けの方、東、西、南、北、鬼の的に射ったあと、村神主さん、ケイチン当番さん、区長さんらが鬼の的を射ちました。

わからないことは、荒蒔のみなさまが親切に教えて下さったおかげで、とても勉強になりました。
ありがとうございました。
10月16~18日まで、「村の日記」研究会主催の民具調査に参加しました。
天理大学生の参加は今回で4回目となります。
場所は、滋賀県高島市マキノ町知内。
琵琶湖まで徒歩30秒!というお家の蔵にある民具を整理・調査しました。
今回参加したのは、2回生5名、3回生1名。
他大学の学生、大学院生、学芸員のかたと一緒に行なう調査はとてもいい経験になりました。

ハケで埃やゴミを取り除き、カードを取ります。
陶磁器類は扱いも注意が必要です。

これは写真撮影のために、民具をきれいに並べている途中です。
見栄えよく並べ撮影した写真は、カードに貼り付けます。

最終日には、参加者全員で集合写真を撮りました。
次回は来年の春に行われるそうなので、ぜひまた参加したいです!
天理参考館の特別展「よみがえるヤマトの王墓-東大寺山古墳と謎の鉄刀-」展がもうすぐ開幕します。
学生数名が、準備作業のひとつ、展示パネル作りのお手伝いをさせて頂きました。当然ですが、作成したパネルは実際の展覧会で使用されます。学芸員の先生の指導のもと、技術もかなり上達したと思います。よい経験になりました。(O)
展覧会情報はこちら
http://www.sankokan.jp/exhibition/plan/80_todaijiyama.html
6月上旬、昨年も参加した「村の日記」研究会主催の民具調査に参加しました。
今回は、2回生1人、3回生3人の4人の参加です。
天理大学、神戸女子大学、関西学院大学、佛教大学、大阪大学の学生、大学院生をはじめ、資料館の学芸員の方々、教育委員会の技師さんなど総勢13名の調査となりました。
ほとんどが初めての民具調査でしたが、三日間でみんなさくさくと調査を行えるまでになりました。

民具の写真撮影をしています。
全体が入るように、番号も重要です。

これはどのくらいの大きさなのか、計測もします。
墨書や焼き印などのチェックもかかせません。

ハケで掃除をすることも大切。
民具を傷つけないように、優しく丁寧に行います。

最後に、参加者全員で写真を撮りました。
また、次回もぜひ参加したいと思います!
おはようございます。今日も休日モードですが、明日からの解説ボランティアに向けて、台本づくりをする予定です。昼から、石上神宮に出かけて、明日・明後日分のレジメと資料各400部を届けてこようと思います。とりあえず2日分は大学の印刷室で刷ってもらいましたが、以降の分は、県の事業協会にお願いすることになっています。
ところで、今春、郡山にオープンした大型ショッピングセンターのオープンセールで、アシスト自転車を購入し、新学期から通勤に利用しています。Y先生もかねてから利用しているアシスト自転車ですが、最近規制が変わったらしく、アシスト力が人力1:アシスト2に強化され、また、電池もリチウム電池になって蓄電力が改善されています。
前栽駅近くの自宅から大学まで往復10km足らずですが、天理駅のあたりから、扇状地の傾斜が続き、とくに大学の手前では上り坂が強くなります。天理大の学生や卒業生なら、よくわかるはずですね。アシスト自転車だと、その登り坂も楽々で、さらには、石上神宮のあの参道(強い登り坂!)ですら、余裕です。今年は少し天候不順ですが、新緑がさわやかなこの季節、自宅から大学までの通勤時間が少し楽しくなりました。(K)
こちらは、連休中、鈴鹿サーキットのロードレースに参加してきたサイクリング部所属のK氏(四回生)です。webにその写真が公開されているようです。
鈴鹿8時間エンドゥーロ当日の写真
京都民俗学会の初の企画、卒業論文報告会で、
考古学・民俗学専攻4回生の柴田雅代さんが
「結婚式の変遷―戦後の舞鶴市を中心に―」と題して発表しました。

パワーポイントを使った、たいへん落ち着いた発表でした。
フロアからは、通過儀礼や祭礼の研究を進めてこられた佛教大学の八木透先生をはじめ、
貴重なコメントとアドバイスがありました。
なお、柴田さんの発表のさいに司会を務めていたのは、
考古学・民俗学専攻卒業生の柿本雅美さん(佛教大学大学院生)です!
専攻生のみなさんのご活躍に拍手!
明日は、いよいよ卒業式です。
3月21日に京都民俗学会主催の卒業論文報告会で、4回生の柴田雅代さんが発表いたします!
タイトルは「結婚式の変遷――戦後の舞鶴市を中心に」です。
詳細は、
こちら。
ぜひ、発表を聞きに行きましょう!